英語を話す100のヒント

2014/09/24
英字新聞を読む【10】GMの破綻-1
英会話上達研究会

英字新聞はタイムリーな英語教材!

今回もいつものようにThe Japan Timesから使える英語表現をご紹介しましょう。

 

 

End of a blue collar dynasty (Monday, June 1, 2009, p.11 Detroit AFP-JIJI)

Never say never. Certainly an era has ended. We’re in uncharted waters.

 

何があっても不思議じゃない。確かなのは、一つの時代が終わりを告げたこと。先が見えないんだ。

 

世界No.1の自動車メーカーとして77年間君臨してきたGM。その王座は昨年トヨタに奪われ、あげくの果てが今回の破綻(bankruptcy)。

 

 

What’s good for General Motors is good for America.とは、GM華やかかりし頃のCEOの発言。アメリカのGDPの約10%をGM関連が占め、「GMがアメリカの命運を担っている」と言わんばかりの言葉が時の最高経営責任者から聞かれる時代があったことは確か。それにしても、まさかあのGMがこんな結末を迎えるとは。Never say never.

 

かつて、工場の従業員(blue-collar workers)は、真面目に働きさえすれば見返りとして雇用の確保(job security)と高給(good pay)が約束され、中流階級(middle class)へのチケットをいとも簡単に手にしました。しかも、その特権は子供たちに代々そのまま受け継がれる一種の遺産(inheritance)のようなもの。

 

 

見出しのdynasty王朝」は、こうした利権の世襲を一語で表現しています。また、uncharted watersとは「海図のない水域」のこと。dynasty崩壊後、もはや彼らに行き先はないのです。

 

後編に続く

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