ヒント023 英語の発音【4】日本語にない子音の発音

英会話上達研究会

[l]と[r]の練習法

 

母音体系と比べれば、英語の子音は日本語の子音と比較的類似するものが多いのですが、中でも、日本人英語学習者がリスニングと発音の両面で不得意とする英語特有の子音があります。日本語の子音との微妙な違いを確認してみましょう。

 

日本語で「ラリルレロ」とごく自然に発音してみて下さい。舌先が上歯茎からそのやや後方で軽く弾くように接触していませんか。それでは、次に英語の[発音記号pro4_01]と[発音記号pro4_02]の発音練習をしてみましょう。

 

[発音記号pro4_01]: ① 舌先を上歯茎にしっかりと接触させたままにします。
      ② 呼気が舌の両側面から流れ出るようにして[発音記号pro4_03]…と長く発音して下さい。
        ③ はっきりと澄んだ音に聞こえます。

 

[発音記号pro4_02]: ① 舌先をどこへも接触させずに巻き上げるようにします。
      ② 「唇の形を丸くしてやや突き出す」ことがポイントです。
        ③ [発音記号pro4_04]と長く発音してみましょう。

 

いかがでしょうか。

 

 

日本語の「ラ行」の子 音は、英語の[発音記号pro4_01]でも[発音記号pro4_02]でもない全く別の音であることがわかります。これが、日本人英語学習者がこの2音の区別に非常に苦労する理由です。

 

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声帯を振動させない無声音[発音記号pro4_05]と振動させる有声音[発音記号pro4_06]の発音方法は、下唇を上の歯に軽く当てて、そのわずかな隙間で摩擦を作ります。まずは[発音記号pro4_07]と、続いてそのまま声帯を振動させて[発音記号pro4_08]と発音してみましょう。心掛けるべき点は、「摩擦をしっかりと作る」ことです。[発音記号pro4_05]を日本語の「フ」の子音で、[発音記号pro4_06]を「ブ」の子音で代用しないよう特に注意しなくてはいけません。

 

声帯を振動させない無声音[発音記号pro4_09]と振動させる有声音[発音記号pro4_10]の発音方法は、舌先を上下の歯の間に軽く挟み、舌先と上の歯のわずかな隙間で摩擦を作ります。くれぐれも「舌を噛む」のではありません。

まずは[発音記号pro4_11]と、続いてそのまま声帯を振動させて[発音記号pro4_12]と発音してみましょう。やはり「摩擦をしっかりと作る」ことが大切です。[発音記号pro4_09]を「ス」の子音で、[発音記号pro4_10]を「ズ」の子音で代用しないよう特に注意しなくてはいけません。

 

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ちなみに、[発音記号pro4_09]と[発音記号pro4_10]は世界の英語学習者にとっても習得困難なため、地球語としての英語という観点では、将来[発音記号pro4_09]と[発音記号pro4_10]の子音は不要になるかも知れないと指摘する研究者もいる位です。しかし、それはあくまでも結果であって、我々の目指すべき当面の目的ではないと思います。「聞き上手」になって「話し上手」にもなろうではありませんか。

 

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