ヒント032 英単語は「意味+使い方+発音」のセット

名誉教授御園和夫
言語学博士
関東学院大学

単語は3点セットで覚えよう!

 

「単語を覚える」というと、学校では「単語の意味を覚える」ということでした。でもこれは「読む」「書く」中心の英語学習でのやり方。「聴く」「話す」の英語では、意味+使い方+アクセント&発音の3つをセットにして覚えることが、英語力に大きな差をつけます。

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まず、単語の意味は、2つだけに絞って覚えるのがコツです。

例えば、「He runs a hotel.」という文の「run」の意味を辞書で引いたとします。そのときいちばん最初に書いてある意味「走る」をメモ。他にも「機械類が作動する」、「鼻をたらす」などさまざまな意味が書かれていますが、それらはとばし、辞書を引いたきっかけの文「He runs a hotel. 彼はホテルを経営している」の意味「経営する」だけをメモに加えます。つまり、「run」で覚える意味は「走る」と「経営する」の2つだけ。もっとも多く使う本来の意味と、辞書を引いたきっかけになった文脈の意味だけに絞るのです。

 

 


1つの英単語にはさまざまな意味があります。それをすべて覚えようとすると、けっきょく覚えきれず単語力も伸びません。けれど、2つの意味だけなら覚えやすく、他の意味で使っている文のときも、文脈からだいたい推測できるようになります。

意味を2つメモしたら、一緒にその単語の使い方を確認してメモします。

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たとえば、「convenient 便利な」という形容詞は、人を主語にして使ってはいけません。「都合がいいのはいつですか?」と尋ねるときは、「×When are you convenient?」ではなく、「When is it convenient for you?」と、非人称のものを主語にしないといけないのです。こうした使い方のポイントを押さえます。

そして最後に、その単語の発音とアクセントをメモ。

その3つをまとめて覚えたとき、はじめて「単語の使い方を覚えた」と言えるのです。
最初は大変かもしれませんが、これを習慣にして単語を見るようにすれば、実践的な単語力を身につけることができます。

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御園 和夫
博士(言語学) 関東学院大学名誉教授
英語音声学、英語学専攻。英国レディング大学にて英語教授法研修、UCLA校客員研究員、クイーンズランド大学英語学科客員教授。関東学院大学名誉教授。日本英語音声学会副会長、英語面白楽会会長。テレビ・ラジオで活躍し「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など数々の英語番組を担当。著書:『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『必携 英語発音指導マニュアル』編集主幹(北星堂書店)他多数。
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