ヒント078 英語の瞬間反応練習(ながらQR)

教授田邉祐司
教育学博士
専修大学文学部

英語通訳者養成の練習法とは?

 

通訳者養成の入門段階で習う、語・句などを瞬時に対象語に置き換える練習法をQuick Response(QR:瞬間反応練習)と言います。形態は「日→英」、「英→日」が中心です。

実際の養成講座では単語帳、新聞・雑誌・ネットからの記事、スピーチなどを素材にしますが、ここでお奨めするのは、机にすわってのおベンキョウではない“ながらQR”。

 

これは日常生活の中で視界に飛び込んでくるもの、意識にのぼるものを“やっつける”やり方です。

散歩中の犬を見て「雑種犬?」という概念が頭の中をよぎった瞬間、それを英語では何と言うのかを考えます。電車のつり広告に「お荷物球団」とあれば、同じように変換を試みます(前者はmutt、後者はThe team is a perennial doormat of the league.)。

映画を観ていて、若手のデカが無線で本部に“We have a situation, sir!”と叫んでいます。「あれ、このセリフは日本語だったら?」と、やはり考えるのです(「ボス!緊急事態発生です!」)。
この他、新聞・雑誌、TV,ラジオ、歌、本などの題名、授業中の用語、生活用品などなど。そのすべてが、「ながら」の対象です。

 

 

すべて変換できなくても、もちろん気にする必要はありません。大切なのは、「これは英語で/日本語で?」という意識を持つこと、そして調べてみること。その過程で、疑問に残ったものだけをメモに残し、後で時間があるときに、辞書や母語話者の手を借りて、確認して行けば良いのです。

 

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田邉 祐司
専修大学文学部教授。早稲田大学院客員教授
博士(教育学)。専門:英語教育学、英語音声指導論。元文科省中教審外国語部会委員、日本英語音声学会理事、日本英語教育史学会理事、英検1級、国連英検特A級試験官。NHK「基礎英語1」講師。編著書『がんばろう!イングリッシュ・ティーチャーズ』(共編、三省堂)/中学校検定教科書『New Crown English Series』(共著、三省堂)他。
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