ヒント060 TOEIC英文法講座:Veryとmuchの用法

名誉教授御園和夫
言語学博士
関東学院大学

veryとmuchの使い分け

 

学生さんが先生に質問をしています。

 

◆1

Student  : Which is larger, the sun or the earth, Mr Nosomi?
Mr Nosomi: The sun is very muh larger than the earth.
Student  : Thank you very much.



学生   :「太陽と地球ではどちらが大きいのですか、ノソミ先生」
ノソミ先生:「太陽のほうが地球よりもずっと大きいのです。」
学生   :「どうもありがとうございます。」

 

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比較級、最上級の形容詞は much、ないしは、very muchで修飾します。

 

 


◆1の会話では‘very much larger’の部分がその例です。また副詞 very は、動詞を修飾できないので、Thank you very much. ではvery だけではだめでなのです。(もちろん、muchだけで修飾し、*Thank you much.もだめですが。)

一般に、副詞 very は形容詞(原級)を修飾し、動詞の過去分詞は much で修飾します。ただし、話しことばでは動詞の過去分詞でも very で修飾することがあります。その場合は、その過去分詞が形容詞的性格の強い場合が主です。

 

I was much disappointed.(大変に失望しました。)
I'm very tired after studying for five hours.  (5時間勉強したので疲れました。)

 

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観光客が地元住民に当地の天候を尋ねています。

 

◆2

Tourist     : What is the weather like here? Do you have much rain?
Local resident : No, we don't have much rain here.


観光客  :「ここの気候はどうですか。雨はたくさん降りますか。」
地元住民:「いいえ、ここでは雨はそんなに多くは降りません。」

 

◆2のような場合、肯定文では ‘a lot of rain’ のように much は使わないのが普通です。much は否定文、疑問文で用いられるのが普通です。もちろん肯定文でも‘ muh rain’ のように使うこともありますが、その場合は‘much’に強勢が置かれます。

Very much、とってもマッチがえやすいので注意しましょう。

 

まとめの問題!

 

次の文にvery, much, a lot of (or plenty of)のいずれかを入れて下さい。


●1: That's (   ) good. (それでよろしい。)

●2: That's (   ) better. (そのほうがずっとよろしい。)

●3: We have (   ) snow here. (ここは雪がたくさん降ります。)

●4: This is a (   ) exiting TV program. (これはとても面白いテレビ番組です。)

●5: Ann is (   ) pleased with the news. (アンはその知らせを聞いてとても喜んだ。)

 

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答:
1.  very(形容詞の原級を修飾) 2. muh(比較級を修飾) 3.  a lot of (肯定文での用法)

4.  very(現在分詞形容詞を修飾), 5.  much(動詞の過去分詞を修飾)

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御園 和夫
博士(言語学) 関東学院大学名誉教授
英語音声学、英語学専攻。英国レディング大学にて英語教授法研修、UCLA校客員研究員、クイーンズランド大学英語学科客員教授。関東学院大学名誉教授。日本英語音声学会副会長、英語面白楽会会長。テレビ・ラジオで活躍し「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など数々の英語番組を担当。著書:『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『必携 英語発音指導マニュアル』編集主幹(北星堂書店)他多数。
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