2005年08月26日 050号

英語は伝える想いが大事!

 

今回のテーマはズバリ「英文法」!

 

日本では往々にして「会話能力」と「英文法」は切り離してというか、ある種の対極のものとして、語られる傾向があります。

 

・中学校、高校と6年も英語を学ぶくせに、みんな英会話ができないのは「文法」ばかりやっているからだ!

・3単元のSなんか付けなくたって意味は通じる!

・重箱の隅をつつくような文法問題なんて何の役にも立たない!

 

どれも皆さん聞き慣れた台詞だと思います。日本人の英会話能力の無さが取りざたされて以来、何やら「文法」は親の敵のごとく、槍玉にあげられている感があります。そこで今回はモモスケが「英会話」と「英文法」の関係をどのように考えているのか、ちょっとお話ししたいと思います。

 

あれ?モモスケも当然、アンチ文法派だよね?そんな声が聞こえてきそうです。

 

 

実際、モモスケは一度も「文法は大切だ」と、このメルマガでお話したことはないですし「通じりゃいいやん!」と皆さんの耳にタコができるくらい、しつこく繰り返しています。でもこれはモモスケが「文法はまったく必要ない」と思っているからではないのです。

 

文法とは人と人がコミュニケーションを取るために必要な、言葉を話す上での共通の決め事ですから、知らなければ意思の疎通すらできません。当たり前ですが、文法を全く知らずに言葉を話すことなど出来ないのです。「通じりゃいいやん!」とは文法なんて関係ないと言う意味ではありません。通じるには、当然最低限の文法は知っておく必要があるわけですから。

 

モモスケの考えは、過度に文法を重視してきた従来の日本の英語教育を受けていると、共通の言葉の決め事であるはずの文法が、あたかも英語の謎を解く秘密の鍵であるかのように錯覚してしまいがちになり、コミュニケーションを取ることより先に、文法ばかりに意識が偏ってしまう傾向があるのではないか?ということなのです。

 

関東学院大学教授、御園和夫先生も、

 

『?マークがあるから疑問文なのではなく、疑問の意味を表すために?を付けるだけだ。』と解説しておられるように、「言葉は文法から生まれたのではなく、言葉から生まれたのが文法」なのです。にもかかわらず、コミュニケーションの共通の決め事=『文法』であるはずが文法を重視するがあまり文法の間違いを恐れ、コミュニケーションを取ることができない!という本末転倒の事態が起こっていると感じているのです。なので、あるべき姿に戻るため、

 

「通じりゃいいやん!」 
                         

と表現してきました。

 

文法は無視することはできません。無視は出来ませんが、それ以上に大事なことは自分の意思を伝えるという想い
だとモモスケは思います。自分の意思を伝えたいという想いが強くなればなるほど、自然に、より正確に意思を伝えたいという欲求が出てくるはずです。

 

現在完了と言う文法を参考書片手に勉強するのではなく、(例えば)『~に行ったことがある』と言い表したいときは、【have(has)+been】を使えばいいんだな!という、あくまで自分の意思を正確に表現するための手段が文法だという発想です。文法先にありきではなく、コミュニケーション先にありきの発想ですね!

 

そもそも文法そのものですら、ガチガチの決まりきったものではありません。中学で英語を習い始めた頃、モモスケはある衝撃体験をしました。モモスケはその時ちょうど三単元の動詞活用を覚え始めたころで、「主語がheやsheの場合、動詞には絶対sをつけなければならない!」とお経のように、英語の先生に叩きこまれていました。

 

そんな時、ラジオから流れてきたビートルズの歌詞に、モモスケは自分の耳を疑ったのを覚えています。その曲のサビの部分で、どう聴いてもビートルズは

 

She don't care!

 

と歌っているのです。しかもネイティブのイギリス人の大スターがです。この時のショックがあまりに大きかったため、常識がひっくり返るような感覚を覚えたのは本当です。正しい文法や言い回しも時代とともに変わっていきます。日本の英語教師が「主語がsheなんだからdoesn't じゃなきゃおかしいだろ!」と、ジョンレノンやポールマッカトニーに叫んだところで滑稽でしかありません。

 

言語というものが、元来このように「生もの」である以上、何が何でも文法を徹底厳守し正確無比に使いこなす必要はないはずです。細かい文法に過剰に神経質になり、肝心の意思の疎通ができないことこそが問題ではないでしょうか?

 

文法は大事!でも伝える想いがもっと大事!ということではないでしょうか?

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