2005年10月12日 053号

英単語は発音と意味をセットで

今回も前回に引き続き、「発音」のお話をしたいと思います。

 

ただ、今回はちょっと角度を変えて「書かれる英語」と「話される英語」の発音の違いについて考えてみましょう。

 

突然ですが、みなさんの中学や高校時代の英語の先生って英語を話せる方でしたか?教科書に新しい単語が出てくる度に、ちゃんと「正しい発音」とセットで教えてくれましたか?実は中高の先生方の英語力は、それほど高いものではありません。以前ご紹介した文部科学省の【「英語が使える日本人」の育成のための戦略構想】によれば、

 

目標設定:

英語教員が備えておくべき英語力の目標値の設定(英検準1級、TOEFL550点、TOEIC730点程度)。

となっています。

 

英検準1級、TOEIC730点は目標であって、現状そこまでの英語力に及ばない先生方もいらっしぃます。もちろん中学・高校生に英語を教えるには充分な実力ですが、こと「話す英語」となると、実は苦手な先生方も多いはずです。

 

 

ところでモモスケ、学生時代に実はこんな経験をしました。

テストの度、単語を片っ端から丸暗記していたモモスケ。それなりにボキャブラリーには自信がありました。それなのに、です。実際に海外に行ったりネイティブと会話すると、よく使われる単語なのに、まったく知らない単語がある…。もちろん知らない単語が山ほどあるのは当然なのですが、この場合は文脈から判断しても、そんなに難解な専門用語を使う状況ではありません。でも分からない…。ところが英語力のあまり変わらない友人はちゃんと理解しているようでした。

 

『でもなあ…ディターミンなんて単語聞いたことないしなあ…』

 

劣等感を感じながら友人に尋ねました。

 

モ「よくあんな難しい単語知ってるね!」

友「難しい単語?」

モ「ほら、ディターミンとか言ってたじゃない?」

友「難しくないよ。教科書にも出てきたじゃん!」

モ「嘘!見たことないよ!」

 

習った習わない、で争うこと数分。痺れを切らした友人は辞書を取り出し、その単語を指差して「これだよ、ホントに見たことない?」と訊ねました。

 

determine  決定する、決心する

 

それを見てモモスケびっくり! ( ̄□ ̄;)  

この単語なら知ってます。高校の授業で習いましたし、 make up one’s mind = determine (決心する)という書換え法則まですぐ思い出せます。

 

では、何故さんざん習ったのに、会話で理解できなかったのでしょうか?

お恥ずかしいことに、モモスケはこの単語は「データーマインド」と発音するものだと、ずっと思いこんでいたのです。何故そんな勘違いをしたかは不明ですが、メカニックでカッコいい単語だなぁとのイメージが単語と連結してしまい、その後間違いを指摘される機会もなく、その時までずっと誤って記憶していたのです。(だって発音する機会なんてありませんから)

 

一方、モモスケの友人は単語力こそありませんでしたが、高校の英語の先生がネイティブだったため、新しい単語を習う度、正しい発音とセットで記憶していました。だから会話でもスムーズに理解できたのです。あちゃあ…勉強の仕方、間違えたかもなあ。モモスケは正直そう思ったものでした。

 

前にも何回かお話しましたが、学生時代のモモスケは典型的な「和製英語チルドレン」でした。ネイティブも首をかしげるような、「重箱隅つつき系文法問題」は得意なくせに、リスニングとなると、豆鉄砲を喰らった鳩のように、フリーズしてしまう…。紙に書かれたアルファベットと向かい合う時の自信ぶりに比べ、ネイティブスピーカーと対峙した時の情けなさ…それは哀れなものでした。

 

そんなモモスケにとって発音は二の次でした。だって学校英語でいい点を取るには、単語の綴りさえ合っていれば正解だったのですから。結果、すべての英単語を「発音」から切り離し、ほとんど「絵」のようなビジュアルとして暗記していたのです。結果「紙に書かれている英語」と「実際に発音される英語」はまるで遠い親戚のように別物になってしまい、その後モモスケは改めて「発音とセットで」単語を覚えなおすはめになったのです。

 

その時、モモスケふと考えたんです。

 

教科書に書かれた英語と話される英語が、「別物」になってしまっているのは自分一人ではないのでは?そしてこれが日本人が「英語を聴きとれない」理由なんじゃないだろうか?初めてネイティブの英語に触れた日本人は、たいてい

 

「速すぎて聴き取れない、わからない」

 

という表現をします。

 

うわっ!はやっ!モモスケも確かにそう感じました。要は「スピード」だけが問題だと思っていたのです。けれどだんだん、必ずしもそうではないことがわかってきました。どういうことか?結果から言うと

 

「英単語の発音というものは話されるスピードによって変わってしまう」

 

のです。これは一体どういうことでしょうか?

 

この続きは次回でお話したいと思います。

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