2005年10月28日 054号

ナチュラルスピードで英語を聴く

昨日まで仕事でオーストラリアに行っていたのですが、シドニーのレストラン内でこんな張り紙を見つけました。

 

If you've drunk too much, please don't ask for more.

It's against the law for us to supply alcohol to anyone who's drunk.

 

こんな実例をみると、文法の勉強レベルではなく、実用レベルで現在完了も頭にすっと入ってくると思いませんか?

さて、あなたならどんな日本語にしますか?一番ナイスな日本語訳を送っていただいた方には、オーストラリアのお土産を何かお送りしますね。(初級の方こそ良い日本語訳を考えてみてくださいね♪)それにしてもそんな法律あるんでしょうか?

 

 

今回は前回に引き続き、「書かれた英語」と「話される英語」の違いについてお話ししちゃいます。その中でも、今回は「話されるスピード」と「発音」の関係について考えてみたいと思います。

 

ネイティブの英語は速すぎてわからない!

 

日本人がよく言う台詞です。

けれど本当にそうなのでしょうか?もし「スピード」だけが問題であれば、「発音自体」はちゃんと聞き取れている
ということになります。けれど実際は、ゆっくりでも、ネイティブに発音されると全然知らない単語のように聞こえてしまうこと、多いですよね。

 

以前にもお話しましたが、日本語英語に慣れた耳で、初めてネイティブに英語に触れると、そのあまりの違いにショックを受けるものです。英語を習いたての中学1年、apple=アップル と思い込んでいたモモスケ、初めて授業に来たアメリカ人教師が、apple を「アッポー」と発音するのがおかしくて、翌日からみんなでジャイアント馬場の真似をしながら「アッポー、アッポー」と叫んでいた、というお話を以前しました。それくらいの差があったのです。

 

だから、実際の会話で、どんなに耳をダンボにして「 apple=アップル」という単語を待っていたところで決して聴こえてはきません。だって「アップル」というのは日本語、もしくはカタカナ英語であり、ネイティブにしてみればそんな英
単語など初めから存在しないのですから。

 

となると、「スピード」以前に、「正しい発音」自体を知らないから、当然聴き取れるわけがないということになります。そんなことない!ゆっくり大きな声で言ってもらえればちゃんと聴き取れた!

 

そんな声が聞こえてきそうです。

確かに、テレビやラジオの英会話講座、もしくは初級者向けの教材なんかだと、一単語一単語を【わざと】ゆっくり発音したものをリスニングレッスンとしている場合もあります。

 

もの凄くゆっくりなら聴き取れる

 

しかし、これはこれで大問題なのです。

何故か?どんな言語にも「一般的に自然とされるスピーキングスピード」というものがあります。そして発音とスピードは決して切り離せません。試しに、「私は日本人です」という文章を、普通の半分のスピードで、ゆっくり読んでみてください。当然ですが、すごーく変な日本語になりますし、イントネーションや区切りがわからず、何を言ってるのか伝わりづらくなります。

 

英語も一緒です。 How are you doing? が ハウ・アー・ユー・ドゥーイングなんて聞こえることはありません。普通のネイティブのスピードなら ハウユデュイン?くらいに聞こえるはずです。しかもdoingの最後の「g」は殆ど発音されません。「話すスピードによって発音が変わってしまう」というのはこういうことです。だからこそ「自然なスピードの自然な英語」を聴き続けることで、実際の会話において、それぞれの単語がどのように聴こえるか知ることが何よりも大事なのです。

 

最初なんだからゆっくりでもいいじゃん!と思われそうですが、スピードによって発音が変わる以上、結局「超不自然ゆっくり英語」と「自然な英語」の2種類わざわざ学び直すことになりかねません。それなら最初から自然なスピードの自然な英語に慣れた方がずっとずっと近道なのです。

 

「自然なスピードの自然な英語を聴き続けること!」

 

通じりゃええやん!の精神と併せて、この鉄則も忘れずに頭に叩き込んでおきましょう。

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