2006年04月06日 065号

英語でネイティブとしゃべりたい!

リオデジャネイロ在住の英会話上達研究会:高橋直子特派員。

彼女がどうやって【使える英語】を身に付けたか?その実体験を今回レポートしてもらいました。ホンネの経験談
は参考になりますよ~!ぜひじっくりとご覧ください。

 

◆「ガイジン」さんと話したい!

 

「英語で会話」。夢でした。
道で「ガイジン」さんに「Can I help you?」。鼻の高いお友達、欲しくてたまりませんでした。でも実際は電車で「ガイジン」さんをみたら目をそらし、友人の友人の「ガイジン」さんにはしどろもどろ。そんな私が今や日常会話英語には困らず、映画だって字幕が出ないような小さなギャグでも笑えるように。

 

きっかけはイギリス滞在。でも今ならはっきり分かること。「英国圏に行ったから自然にしゃべれるようになった」わけではないんです。中学、高校、大学と、普通に英語の授業をクリアしてきた私。赤点続きではあったけど、一通り、グラマーに単語にとマスターしてきた。だから、福祉関係のボランティア英国留学を決めたときも、「いけば何とかなる」「英国圏に滞在すれば英語が話せるようになる」と、けっこうたかをくくっていました。

 

出発直前に、某有名スクールで初級会話の集中講座。自己紹介だけはスラスラと言えるようになりました。かっこいい外国人教師と教科書どうりの会話ができるようになり、正直よゆうのよっちゃんだったのです。

 

 

◆コミュニケーションがとれない苦痛

 

最初につまづいたのは、空港のマクドナルド。「ハンバーガー」と「ミルク」を注文。この単語なら馬鹿でも話せる!ハンバーガーは分かってもらえた。沈黙が流れたのは「ミルク」を注文した時。語学学校で習ったフレーズをそのまま使って挑戦!

 

「May I have a glass of milk, please」 (コップ一杯のミルクをいただけますか?)

「What?」(何?)

 

と強い調子で聞き返され、怖気づいてしまった私。なんどもTRYするが、結局実物を指差してやっと分かってもらった始末。L の発音が悪く聞き取ってもらえなかったのは分かったものの、習ったとおりに全フレーズ繰り返していたの
が店員のイライラを招いた模様。イギリスに到着する前のこのできごと。小学生でも知っているような単語が通じなかった事実に、すっかり落ち込んでしまいました。

 

最初の三ヶ月の語学研修期間は、あせりまくりでした。

 

「いつになったら話せるようになるんだろう」とそればかり考えていました。「ある日突然話せるようになる」とか、「英語で夢を見だしたら話せるようになる合図」とか、よくいいますよね。そんな「奇跡の日」を夢見て待っていたんです。でも実際は、日本の語学学校と変わらないような授業で、確かに自己紹介や、買い物をするときの英語は「言える」ようになったんです。でもなにより、通じないし、英語で何か言われてもまったく聴き取りができない状態でした。

 

◆「聴く」ことの大切さ

 

初めて「会話力が伸びてるかも?」と思い始めたのは、語学学校を離れ、実際に福祉施設で働きだしてからのこと。それまでも子ども向けのTV番組をみたりラジオを聴いてみたり、英語を聴く努力はしていたんです。でも、施設では、相手が言っていることを聴いて、答えなければいけない。神経を集中させて一言一言聴きました。それを相手の真似をして言ってみて確認しました。

 

「Tea Please」(紅茶をください)

 

といわれれば、そのとおりに繰り返したのです。「Tea Pleaseでいい?」と。発音記号が全部書けても、きちんとした発音は身につかない。ネイティブの文章をそのまままねることで、発音はよくなってきました。とくに私を助けてくれたのはホームステイ先家族の10歳の女の子。彼女が声に出して読んでいた宿題の本読みを、一緒にやらしてもらいました。もちろん彼女が間違えていた部分は私も間違えて覚えてしまったけど、、。

 

9ヶ月のボランティアプログラム終了後、1ヶ月一人でヨーロッパを回りました。旅先で世界各国のバックパッカーにであいました。お互い片言の英語。はじめて「英語で会話する」ことに楽しさを感じた時。私にとって語学はコミュニケーションの道具の1つです。その道具を使ってコミュニケーションすることのすばらしさを知りました。間違えてもいいんです。話すことはなかなかできなかったけど、ネイティブの間での生活を通して、聴く力が思ったよりついていたのを実感しました。

 

その後、予定変更でロンドンに3ヶ月滞在。語学学校で留学当初イメージしていたような留学生活を送ることができました。自分で考え、話し、行動する中でたくさんのよい友人にも恵まれました。

 

◆そして今、「ガイジン」さんが消えた!

 

こうしてイギリス滞在、その後の紆余曲折を経て、私は今ブラジルで、育児をしながらフリーカメラマンとして活動しています。もちろんポルトガル語の会話に今は困ることはありません。でも、私がポルトガル語がまったく分からない状態でブラジルに着いたときにしたことは、英語で授業解説するポルトガル語講座ではありませんでした。テレビでも夫の家族の会話でも、なんでもいいからネイティブのフレーズを注意深く聴く!そして、まねる!文法はあとから勉強しました。

 

今、コミュニケーションの道具である言語を使うことで、私の中から「ガイジン」さんが消えました。「外の人」じゃなくなったのです。英語もポルトガル語も通じない相手とは、ボディーランゲージをつかって理解しあおうという努力もしています。でも英語を習得する前は、身振り手振りまでして会話しようという、そんな勇気も、惜しむ労力もなかったような気がします。母国語とは違う言語を身につける中で、自分と生まれも育ちも、考え方も違う人と交流することの楽しさが分かったような気がするんです。

 

英語も、ポルトガル語もまだ勉強中です。基本的な聴く力がついているので、話すこと、読むこと、文法に力を入れています。スペイン語も勉強中です。大好きなスペインやメキシコの映画を字幕なしで見るのが目標です。これからもたくさんの道具を増やして、いろいろな人と交流し、自分もその中で変化し続けれたらいいなと思っています。

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