効果的な英語リスニング

リスニング力アップの効果的な練習法として、耳で英語を聴いて書き取る練習があります。英語音声を聴き取り、聴き取った音をノートに書き取るという練習法です。「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」

効果的な英語リスニング力UP法

こんばんは モモスケ英会話のモモスケです。

「英語のリスニング力アップはどうすればよいでしょう?」という質問が時々寄せられます。このモモスケ英会話の動画の中で、初心者こそリスニング命!インプット最優先!というお話をしているので、リスニングに取り組まれている方も増え始めたことが背景にあるのかもしれません。そこで今日はリスニング力アップのための練習法と、その際の注意点を8分ちょっとでお話しします。ぜひ最後までご欄ください。

リスニング力アップのための効果的な練習法として、【耳】で英語を聴いて【書き取る】練習というのがあります。英語音声を聴き取り、聴き取った音をノートに書き取るという練習法です。これは「ディクテーション(Dictation)」練習といって、とっても効果的なリスニング力アップのための練習法です。アメリカの小学校の、確か2年生から3年生くらいでも授業に取り入れている練習法です。

そのやり方ですが、まずは①英語音声を用意して、テキスト=文章を見ないで音声だけに耳を傾けて聴き取ります。最初は細かい部分にこだわらず、全体を通してどんな話題なのか?を大まかに聴き取るようにします。次に②聴き取れた単語や音を紙に書き取っていきます。この時ももちろんテキストは見ません。耳に入ってきた音だけをメモしていきます。単語の綴りがわからなかったり、音として聴き取れても単語がわからなかったりした場合は、カタカナでメモしてもかまいません。PCやスマホのメモアプリに書き込むよりも、アナログですが紙に書くことがお勧めです。

【耳】と【目】と【手】を使うので、一石三鳥です。そして③音声を繰り返して再生して、音声の聴きとれた部分を少しずつ埋めていきます。慣れないうちはかなり大変に感じることもありますので、④一つのセンテンスが終わったら一時停止するなど、センテンスごとに聴きとってもかまいません。そして⑤これ以上聴いても書き取れる部分が増えない!もう限界!というところまできたら、正しい文章と照らし合わせて答え合わせをします。あくまで目安ですが、最低でも5回、できれば10回以上繰り返して聴いてから答え合わせをしましょう!

ここで大切なのはこの答え合わせです。まずはその単語がどのように発音されていたのか?をしっかり確認します。例えば、自分のノートには「カン」とメモされていて、答え合わせでは can と書かれていたら、自分の知識の中にある can の発音と実際の発音にズレがあることに気づくはずです。そうか!can はキャンじゃないんだ!とここではじめて正しい発音がわかります。

次に聴き取れなかった単語が何か、なぜ聴き取れなかったのかを確認します。自分のノートには「アンジュ」とメモされていて、正解が and youであれば、そうか!and のdとyouのyがくっついて「アンジュ」と発音されたんだ!と理解します。答え合わせをしてみると「なんでこんなカンタンな単語が聴き取れなかったんだろう…」「答えを見たら一目瞭然の文章なのに、ネイティブが話すと全く違う音に聴こえる!」と、自分の英語力に落胆したり、やる気を失ったりする人もいます。でも大丈夫!ディクテーション練習の目的はまさにこれで、知識としての発音と実際の発音のズレを認識し、正しい発音を理解することにあります。

多くの日本人は初心者といえども多かれ少なかれ英単語を知っています。日本語として使っている英単語も山ほどあります。でもその正しい発音を知らないから聴き取れないというケースも多くあります。ビジネス界隈でよく使う「エビデンス(証拠)」だって、英語の音は最初の「エ」にアクセント置いて強く発音し、次の「ビ」の「イ」は「ア」と「オ」の中間のような音です。ネイティブ発音を初めて聞いたら、「エビデンス」といっていると気づかない人もいるでしょう。こういった、知っているのに本当の発音を知らない単語を確認できるのも、ディクテーションの大きなメリットの一つです。

さて効果的にディクテーション練習をするには3つの注意点があります。最初のポイントですが、①かならず正解のテキストがある音源を選ぶことです。これがないと答え合わせができませんので、注意点というより必須項目ですね。次に、②ナチュラルスピードの音源を選ぶことです。多くの英語教材はスロースピードで明瞭な発音のものが殆どです。これではあまり効果がありません。「教材は聴き取れるのに洋画DVDはさっぱり聴き取れない」「英会話スクールの講師の英語は聴き取れるのに海外ではまるでダメ」という方も多くいるはずですが、これはナチュラルスピードの英語で聴取り練習をしていないことが大きな理由です。③できれば音源はプロのナレーターというよりも一般人のほうがオススメです。でもこれはほぼ入手不可能ですから、プロのナレーターでもできる限り普通に話している音源を探して聴くことが効果的です。NHKのアナウンサーが原稿を読んでいるような英語を一生懸命聴き取り練習しても、私たちが実際に海外旅行で出会う殆どの人たちは、アナウンサーのような英語を話しませんので、彼らの英語を聴き取ることができないからです。私たちもアナウンサーのような話し方を日常会話では使いませんよね。日常会話で話される英語を聴き取ることが大切です。

ナチュラルスピードで、なるべく普通に話してる音源なんてどこにあるの!という方は、モモスケの会社で教材としてご提供していますので、ぜひ概要欄をご覧ください。この教材にはディクテーション練習も含まれているので、モモスケも超オススメしています!

今回の動画では「リスニング力アップのための効果的な練習法としてディクテーション練習がオススメ!」というテーマで、ディクテーション練習の正しいやり方、そしてディクテーション練習は答え合わせが大切!さらに、ディクテーション練習には3つの注意点があるというお話をさせて頂きました。ぜひ皆様のリスニング練習に取り入れてみてください。

この動画が少しでもご参考になったようでしたら、ぜひ高評価ボタンとチャンネル登録をよろしくお願いいたします。本日もご視聴いただきありがとうございました!今日もお疲れさん!乾杯!

次は「もう迷わない!英語の否定疑問文」

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ピンクのトイプードル。女の子みたいだけど ♂
大人の英会話初心者の皆さんが、独学で英語が上達するようお手伝いしています。近道の英会話学習法をバッチリご紹介します。
好きなものは、焼酎と焼鳥。焼酎は芋か黒糖、焼鳥はハツとぼんじり。かわいい顔して時々毒を吐きます。

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