教材開発ストーリー

教材開発の経緯を聞きました
英会話上達研究会代表の青木さんに、教材に盛り込まれた御園博士の理論、そして「30日間英語脳育成プログラム」が開発された経緯や特徴を伺いました。 インタビュー:かきの木のりみ

大学の英文科では、英語が話せるようにはならない!?

かきの木:
青木さんは大学の英米文学科を卒業し、その後外資系の企業にお勤めされていたそうですが、英語は昔から得意だったのでしょうか?
青木:
得意というよりも好きでしたね。
最初に英語に触れたのは小学5年の時。友達のお母さんが英語の先生で、自分の息子に英語を教えるから一緒にやらないかと誘われ、習ったのが最初です。
ですので、中学に入ってからの英語は簡単に感じました。中2くらいになって、やっと授業が追い付いてきた感じで(笑)。
中学校の英語の先生もとてもおもしろい先生で、さらに英語が楽しく好きになりました。
かきの木:
英語が好きで大学も英文科に進まれたのですね。大学では英語が話せるようになりましたか?
青木:
それが、大学に行っても話せるようにはならないんですよ。
当時の授業は英語史だとかアメリカ文学論だとか、知識を深める授業が中心で、「聴く・話す」といった実践的な授業は、あまり多くありませんでした。正直、英文科を出ても英語は話せるようにならないと感じました。
かきの木:
英語を話せるようになるんだ!と期待をして英文科へ進学したのに、それではがっかりですね。それでどうされたのですか?
青木:
このままではダメだと思い、英会話の例文が載っているテキストを買ったりして、独学で英会話の勉強を始めました。でも、文例は覚えても話せるようにはどうしてもならなくて…どうしたらいいのだろうと焦るばかりでした。

御園先生の実践的な授業で英会話力がメキメキアップ!?

かきの木:
大学の英語の授業は知識を深める講義ばかりで、かといって独学で勉強してもダメ。そんな状態から英会話ができるようになったのは、何がきっかけだったのでしょう?
青木:
大学3年のときに、御園和夫先生のゼミに入ったことがきっかけでした。
かきの木:
御園先生はその当時から、ラジオ番組「100万人の英語」をはじめ、テレビやマスコミでも活躍され、とても有名でいらっしゃいましたね。
青木:
テレビで有名なだけではなく、御園先生の授業だけは、英語音声にフォーカスした実践的な授業だったので、とにかく「使える英語を身につけたい」という学生には大人気でした。
そのため御園先生のゼミの人気はすさまじく、ゼミに入るために面接試験があるほどでした。受かるのは他大学を蹴ってゼミに入ってくるような、学年1位2位…の優秀な学生ばかり。
私はどうせ受からないだろうと思い、大学生活の記念のつもりで受験してみたのです。そうしたら、ナゼかまぐれで受かってしまった! 自分でも驚きました(笑)
かきの木:
そんなに人気のある御園ゼミとは、どのような内容だったのでしょう?
青木:
それまでに経験したことがない、実にオリジナリティあふれる実践的な内容でした。
たとえば、ゼミが始まると、いきなり先生が「今日事件があったのを知っているか?そのことだと思うぞ」とおっしゃって、テープに録音した音声を流し始めるのです。CNNか何かの英語のニュース番組です。
私たちは、もう必死になって聴くわけです。数十回くり返し聴いた後、「わかった者は、わかった部分だけでいいから書き取ってみなさい。わからなかった者はそのまま聴き続けなさい」と。
かきの木:
いきなりハイレベルですね。実際、ニュースの英語がわかるものなのですか?
青木:
何十回も聴いていると、少しずつわかってくるから不思議です。
「いまプレジデントって言ったな」と意識を耳に集中させて、必死で書き取りました(笑)。
その後もくり返して英語を聴いたら、今度は「英文に起こしたものと照らし合わせてみなさい」と言って正解を配るのです。それを見て、「あー、そうだったのか」と。
かきの木:
なるほど、正解を確認し、自分の間違いや聴き取れなかったところを理解するのですね。
青木:
そうです。聴き取れなかった箇所は、どう聴こえたのか?なぜそう聴こえたのか?まで突き詰めます。でもまだ終わりではありません。
正解を確認したら、次に文頭から聴こえた順に訳していきます。そして意味が理解出来たら、もう一度音声を聴き、さらに最後は英文を自分たちでも声に出してみるのです。
かきの木:
中学・高校の「訳読」の授業とは違い、とても実践的な授業だったのですね。「聴く」ことに重点をおいていますが、それで、「話せる」ようになったのですか?
青木:
はい。ゼミの学生たちは皆、メキメキ英会話力が伸びていきました。自分たちが今までやっていた勉強は一体何だったのだろう?「訳読」中心の授業に何の意味があったのだろう?そんな思いさえ抱くほどでした。
最初にまず英語をくり返し聴き、自分の中に英語を理解する「耳」をつくり、それが基礎となって英語が話せるようになったのだと思います。
ゼミ合宿では、会話は全て英語、といった特訓(!)もしましたが、大学を卒業するときには、ゼミの学生たちは英会話がある程度できるようになっていました。たった2年間のゼミですよ。それまで中・高6年+大学2年の計8年勉強してできなかった英会話ができるようになったのです。

「本当に効果のある英語教材がないなら、自分で作ればいい!」その思いから開発へ

かきの木:
独学で英語の勉強をされていましたが、それは御園先生に出会ったあとも続けていたのですか?
青木:
御園先生に教えていただいて「英語がわかった!」という経験をした後、ますます英語が楽しくなっていきました。当然、英語を学ぶモチベーションもさらに上がります。
それで卒業後もずっと、自分の英会話力をブラッシュアップしたくて、独自に英語の勉強を続けていました。
話題になった教材はたいてい購入して試しましたし、タイプの違う2つの英会話スクールに同時に通ったこともあります。会社で人事の仕事をしていたので、新人研修用の英語教材を買って試したことも。
こうして考えると、かなり英語にお金をつぎ込んでいますね(笑)
かきの木:
たしかにすごい金額になりそうですね(笑)。いろいろな教材を使ってみた感想はいかがでしたか?
青木:
厳しい言い方になりますが、効果の少ない教材が多すぎる! 正直なところ、そう感じました。
中には誰が開発したのかさえ書かれていないものや、単に個人の成功体験を教材化したものもありました。ひたすら英語を聞くだけといった、英会話上達の基本に沿ってないと思われるものもありました。
私は御園先生の上達理論に接していましたから、それから見るとどれもあまりにも頼りなく、小手先。比較になりませんでした。
かきの木:
実際に英会話を身につけた経験があるからこそ、見える部分がたくさんあったのですね。
青木:
そうかもしれません。どうして皆、こんな効果のなさそうな教材で勉強しているのだろうと思いました。そして、遠回りの勉強をしている人たちに、「違う!もっと効果的な方法があるんだよ」と教えたくて仕方なくなってきたんです。その思いがどんどん大きくふくらんでいったある日、ふと思ったのです。
「本当に効果のある教材がないなら、御園先生の教材を作ればいいんだ!」って。

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