ヒント068 英語のリスニング!目と耳のズレを埋めよう

名誉教授御園和夫
言語学博士
関東学院大学

英語のリスニングのコツ

 


次の会話を考えてみましょう。

A: Have a cup of tea, please.

B: Thank you.

(A:お茶を1杯どうぞ。 B:ありがとう。)

 

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 一見、ごくやさしい会話ですが、これを耳だけで聞いた場合はどうでしょう。

「1杯のお茶」ですが、これは普通の会話では「ア・カップ・オヴ・ティー」とは言いません。自然な話の流れの中ではcup of teaがつながって「アッパティー」のように言います。カッパがお茶を飲むわけではありませんよ。

 

 

また、Have a…も音がつながり「ハヴァ…」のようになり、全体では「ヴァッパティー」のように聞こえますし、実際に英語母語話者はそのように発音します。(赤字の部分が強めになります。)

 

要は、英語が聞き取れない理由の一つに、目と耳のズレがあるわけです。a cup of teaを文字に頼り、「ア・カップ・オヴ・ティー」と耳をかまえていると、どっこい「アッパティー」とさっさと英語の音が行ってしまいます。

 

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目で見ればなーんだ、と分かっても、耳では聞き取れないとすると、それはコミュニケ-ションとしての英語が分かってないということです。

 

英語はまず音声ありき、です。文字からの英語はこれまでに十分勉強したことでしょうから、これからは「音声」にも同じくらい注意を払って英語を“がくしゅう”(楽習)しましょう。

 

ポイントは、「英語は音から入り、音で仕上げる」ということです。

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御園 和夫
博士(言語学)
英語音声学、英語学専攻。英国レディング大学にて英語教授法研修、UCLA校客員研究員、クイーンズランド大学大学院博士後期課程修了。関東学院大学名誉教授。日本英語音声学会常任理事、英語面白楽会会長。テレビ・ラジオで活躍し「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など数々の英語番組を担当。著書:『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『必携 英語発音指導マニュアル』編集主幹(北星堂書店)他多数。
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