英会話上達のコツ

2005/05/10
英語は内容が決め手

さてさて、今回は発音やスピードと言った会話の「外側」ではなく、「内側」つまり英語で話す内容についてお話したいと思います。

 

前からも数回お話していますが、日本人に限らず英語できるようになりたい!と言う人は「ネイティブのような綺麗な発音」に憧れる方が殆どでしょう。

 

・英語だけ聞いているとネイティブとしか思えない!

・あっちで育ったの?と勘違いされる

・ r や v を完璧に発音できる

 

 

モモスケも完璧な発音を身につけて羨望の眼差しを浴びたい!そう思っていました。けれど英語を話せば話すほど、切実に感じるのは

 

中身がなければ仕方ない

 

ということです。もちろん発音が綺麗なことに越したことはありません。

 

 

 

けれど

 

・発音完璧!中身ゼロ! と

・発音イマイチ(でも通じる!)中身しっかり

 

なら、どちらが「語学」として上かは明らかです。特に世界の共通語である英語は、ノンネイティブの人口もとても多いのです。インド語なまりの英語、ロシア語なまりの英語、ドイツ語なまりの英語と、考えれば国の数だけやはり訛りや癖があるわけです。

 

みなさんシンガポールの母国語が英語なのは多分ご存知だと思います。でもモモスケ、初めてシンガポール人同士の会話を聞いてビックリしたのを覚えています。どんなに耳をダンボにしても、中国語にしか聞こえなかったんですから!シンガポール英語は「シングリッシュ」と言われるくらい、なまりが強くて未だにモモスケはシンガポールの方の英語は、なかなかわかりません!またまた話がそれてしまいましたが…。

 

モモスケがお話ししたいのは、「英語は世界中の人によって話される言語。だからこそ完璧主義に発音を追い求めなくても、まずは通じればいい!」ということです。みんな多かれ少なかれ、癖があるんですから、気にしなくていいんです。

 

ところがこれと対照的に大切になってくるのが「話す中身」なんです。

 

だって考えてみてください。日本人同士なら初対面でもどうにかなります。なぜなら、同じ国で同じ文化や環境に囲まれ育っているわけですから、共通の話題には困らないでしょう。でももし相手がインド人だったら?昨夜のテレビドラマの話で盛り上がる訳にもいきません。日本に来たばかりならば「日本の印象はどうですか?」と聴いて話を広げていくのですが、ビックリするくらい鋭い質問をされて「自分の国のことなのに、全然知らない…」と愕然としたりもします。せっかく英語を覚えて世界中の人と話すことができるのに、話す内容がないなんて、もったいないですよね。

 

そう、だからモモスケは今回あなたに提案しちゃいます。

 

英語を学ぶなら、話す内容も学んじゃおう!

 

まだ完璧に日常会話も聴き取れないのに、内容まで構っていられないよ~!そんな声が聞こえてきそうです。でも大丈夫。別に日本文化や歴史を英語で「お勉強」する必要はありません。モモスケは飛行機の隣に座ったスペインの方と「クレヨンしんちゃん」の話題で盛り上がったことがあります。

 

(ちなみにクレヨンしんちゃんは、幼稚園児のくせに女性を

 

●「ねえねえお姉さん!納豆にネギかけるほお?」 とナンパするのですが、これがスペイン版だと

○「ねえねえお姉さん!パスタにチーズかけるほお?」 となっているそうです…)

 

趣味でも何でも「自分の好きなこと+英語」の発想を頭の片隅においておけばいいということですね。

 

 

・大好きな海外映画の原題が英語で何というのか調べてみる!

・メジャーリーグやNBAなど、スポーツの試合結果を英語サイトで読んでみる!

・もし自分が日本文化固有の習い事やスポーツ(生け花や書道、柔道や剣道に合気道)をしていれば、あるいは詳しければその英語サイトを覗いてみる!

 

どうでしょう。これくらいならできそうな気がしませんか?共通の趣味や興味というのは、コミュニケーションにおいてはこれ以上ない武器です。日本でも初対面同士なのに、大好きなミュージシャンやタレントなんかが一緒だと一気に意気投合すること、よくありますよね。これは世界共通、グローバルな現象なのです。

 

またさっきお伝えしたように、日本アニメ、ジャパニメーションの国外での知名度は私たちが想像する以上です。モモスケはラスベガスのプールで、背中にでっかい孫悟空(西遊記ではなく、アニメのドラゴンボールの)のタトゥーを入れているお兄ちゃんを見て、眼を丸くしたことがあります。ですので、アニメ好きな方は意外なところで盛り上がるかも?

 

何度もお伝えしていますが「何が何でもこっちの意志を伝えてやる」という気持ちがあれば、語学レベルに多少難があっても、ハートで伝わるものです。そして「共通の趣味」は、このモチベーションを何よりも高めてくれます。自分が大好きなものを、大好きと伝える。

 

語学力ではなくコミュニケーション力!

 

これこそが英会話上達のカギです!英語で趣味のお友達をまず一人!これをこの夏の目標にしてみてはいかがでしょうか?

ではまたお逢いしましょう!

次は「英語力よりコミュニケーション力」

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