英会話上達のコツ

2014/03/06
英語で授業を行なう

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「英語の先生、留学必修」

 

こんなニュースが先月25日に飛び込んできました。東京都内の公立中学・高校の若手先生(採用3年目)を、3ヶ月間海外留学させる方針が決まったというのです。東京都の教育委員会も本気ですね…。

 

 

もちろんこの背景には、今年4月からの新しい高校学習指導要領に「高校の英語の授業は英語で行う」という方針が明記されていることが大きな理由であることは明らかです。

 

・高校生には英語で英語の授業を行なう

・そのためには、まずは先生が話せるようになる必要がある

 

 という当然の流れでしょうね。 それに加えて「2020年の東京オリンピック開催決定!」が大きな追い風となり、国際都市東京!英語でコミュニケーションが取れる都民が一杯!!という図式なのかもしれません。

 

モモスケ個人的には、税金で留学できる高校の先生方がうらやましくて仕方ない!というのが本音ですが、まあ先生方にとっては、僅か3ヶ月である程度の成果を出さなくてはならない!というプレッシャーで一杯なのかもしれませんが。

 

 

 

 

ベネッセコーポレーションの調査で、高校の先生はどれくらい「授業は英語で」行うつもりなのか、どのような不安や課題を持たれているのかをたずねたところ、

 

「2013(平成25)年度以降に授業で英語を、概ね使う」という先生は、2割程度にとどまった。

 

つまり「英語で授業なんてやらないよ!(できないよ!)」という先生が80%もいたと言うことです。その理由は

 

 ・文法は日本語で説明しないと生徒が理解できたか不安になる

・英語が苦手な生徒は英語だけで理解できるか?

 

と言う声があったとのことです。「やれと言うなら英語で授業をやっても良いけれど、生徒達が理解出来ないのでは?」という、あくまで生徒目線の模範解答のようですが、指導要領には 

 

「生徒が英語に触れる機会を充実するとともに、授業を実際のコミュニケーションの場面とするため、授業は英語で行うことを基本とする」

 

とあります。

 

 

つまり、目的はあくまで「英語に触れ、実際にコミュニケーションをとる」こと。関係代名詞を英語で説明することではなく、英語で質問したり英語で説明すること等を通じて、英語に触れる機会を増やすことが目的なのです。

 

先生方が生徒のコミュニケーション相手になる!ということです。

 

しかし最近の風潮ってどうなんでしょうね?「コミュニケーション」をただ単に「声に出してキモチを伝える」ことだけが「コミュニケ-ション」だと誤解しているようにも感じます。妙な誤解を生むような発言や、相手が理解に苦しむような滅茶苦茶の文法での会話なら、逆にコミュニケーションとは真逆のようにも感じます。

 

自分のキモチを正しく伝えるには、最低限の文法や語彙力、表現力も必要。こうした知識は、モモスケ世代が受けてきた古い英語教育の強みでもあるのですが、ぜひ高校の先生方には「文法力」を踏まえた上での「コミュニケーション力」を身につけて帰国して頂きたいと強く願うモモスケなのです。

次は「英語が溢れるテレビ番組」

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