英語を話す100のヒント

2012/11/20
リスニングの秘訣は日々の積み重ね
  • アーカンソー大学
  • フルブライト教養学部外国語学科
福島達也准教授

リスニング上達は永遠のテーマ

英語リスニング上達の秘訣-英語を真剣に勉強した方なら一度はお考えになったことと思います。ただ、自分に合った教材は、役立つホームページは、などと考えだすとキリがない。テクノロジーがいくら発達しても、リスニング上達の秘訣は、学習者そして教員の永遠のテーマであり続けるでしょう。

 

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実力は日々の積み重ねから

私ども米国アーカンソー大学は日本語能力試験の会場に指定されております。そこで、当日本語課程では2年目以上の秋学期の授業で同試験の模擬テストを実施しておりますが、一夜漬けが通用しない実力テストの性格上、地道に勉強している人とそうでない人とは差がはっきり出ます。毎年12月に実施される公式の能力試験でも、普段から努力している学生は合格認定書という目に見える形で結果を出しています。

 

 

つまるところ、日々の積み重ねがある人は実力がついており、一夜漬けに終始する人は実力がついていないのです。

 

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こうした例からも明らかなように、一夜漬けは小テストでも大して良い点が取れるわけでもなく、学習内容も概して身につかないものですが、日々の蓄積はいざという時に大きく実を結びます。成果が出るまでにかかる時間は人によって様々ですが、日々の積み重ねは自分の糧になり、いつか必ず報われますので、皆さんもひたすらそれを信じ、がんばっていただきたいと思います。

 

福島 達也
アーカンソー大学フルブライト教養学部外国語学科准教授
米国オクラホマ州立大学修士・博士課程修了。現在アーカンソー大学准教授、日本語課程主任教授。日本語および言語学の講義を担当。専門はテクノロジー補助言語教育、社会言語学、談話分析など。著書:“Ga: Japanese Conjunction―Its Functions and Sociolinguistic Implications” (Lincom Europa 社)
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